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平成25年度、青少年のインターネット・リテラシー指標等の公表が総務省から発表されました。

平成25年度、青少年のインターネット・リテラシー指標等の公表が総務省から発表されました。

総務省では、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査を実施し、結果概要を「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」として取りまとめましたので、公表します。静岡県調査業協会では、青少年が犯罪に巻込まれる被害を研究し、その対策を実施しています。




1 経緯・目的
 総務省では平成23年度、インターネット・リテラシー向上施策の重要性に鑑み、今後同施策を効果的に進めていくために、青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテスト等を開発しました。

 今年度は昨年度に引き続き青少年のインターネット・リテラシーを測るテストを、全国の高等学校1年生相当(約3500名)に対し、アンケートと共に行い、結果を集計・分析して青少年のインターネット・リテラシーの実態を明らかにし、「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」として、別添PDFのとおり取りまとめました。


2 調査結果のポイント
 ・ 青少年全体の正答率は69%と昨年度(67%)より2ポイント上昇。
 ・ スマートフォン保有者は全体の84%と昨年度(59%)より大幅に上昇。また、インターネットに接続する際、最もよく利用する機器についても、スマートフォンが全体の75%と昨年度(48%)より大幅に上昇。
 ・ 1日あたりの平均使用時間は、スマートフォン以外の機器は「30分未満」が最も多いが、スマートフォンは「2時間以上」が最も多い(56%)。
 ・ アプリケーションのインストール数が10以上である青少年は全体の68%にのぼるのに対し、実際にひと月に1回以上使用しているアプリケーション数が10以下である青少年は全体の74%。また、アプリケーションの情報漏洩の危険性について認知していない青少年が全体の33%存在。
 ・ 最もよく利用するインターネット接続機器別に整理すると、PCをよく利用する青少年の正答率が最も高い(73%)。一方、スマートフォンをよく利用する青少年の正答率は相対的に低く(68%)、そのうちスマートフォンのみを保有している
  青少年の正答率はさらに低い(64%)。
 ・ インターネット上のリスクについて学習意欲がある青少年の正答率は71%で、学習意欲がない青少年(64%)より正答率が相対的に高い。また、インターネット上のリスクについて学習経験がある青少年の正答率は70%で、学習経験がない青少年(64%)より正答率が相対的に高い。
 ・  家庭でインターネット上のリスクについて話し合いをしている青少年の正答率は72%で、話し合いをしていない青少年(68%)より正答率が相対的に高い。


 ※ 「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」=ILAS(Internet Literacy Assessment indicator for Students)。インターネット・リテラシーの中でも、特に、インターネット上の危険・脅威への対応能力やモラルに配慮しつつ、的確な情報を判断するために必要な能力を、3つの大分類、7つの中分類に整理し、それぞれに対応する多肢選択式問題を作成。数値化することにより、各能力を可視化した。